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私のことはどうでもいいので、私の好きなものの話をします

Twitter:ane_channel/ちょっと声張りますね。

一年ぶりにナイトメアのライブを観に行った話

2014.11.27 ナイトメア

「NIGHTMARE TOUR 2014 NAMELESS」(中野サンプラザ

Open 17:45/start 18:30

1.パンドラ

2.DIRTY

3.ジャイアニズム

4.Dizzy

5.UGLY DUCK'S WILL

6.極上脳震煉獄・弌式

7.TABOO

8.シアン

9.ネオテニー

10.Cherish

11.愛憎ロンド

12.404

13.Can you do it?

14.VERMILLON.

15.SUPER BOOGER MAN

アンコール

16.Lulla [by≠bye]

17.Nadirecur

18.ジャイアニズム自傷(少年テロリスト)~

セットリスト雑感

最新アルバム2枚と直近のシングルCD購入を怠っていたために6.7.11.15.16はノーマークであったが、全体を通して大満足のセットリスト。個人的にナイトメアの推薦曲を挙げるならば5本の指に必ず入るであろう「ネオテニー」が聴けたこと、両手を使って良いのならば10本の指には入るであろう「シアン」、足まで使って良いなら20本の指にはおそらく入れる「ジャイアニズム天」「Can you do it?」「VERMILLION」、さらに前回ノーマークだったためにノリきれなかった「404」*1そして「NIGHTMARE」(アルバム・2011年)からは「Cherish」と、久しぶりながらも『やっぱりメアが好きだ!!!!!』を思い出すには十分すぎるラインナップであった。

あくまでも“私にとって”の大満足かと思っていたけれど、帰路にて流し読みしていたSNS等でも評判は上々のようである。本公演がツアー初日ということで、日々曲の入れ替えが少々起こるだろうけれども、数ある公演の中から“11月27日・中野”を選んだ数か月前の自分に「いいね(親指グッ)」ボタンでも差し上げたいところです。 

ライブ雑感箇条書き

・相変わらず歌と演奏はお世辞にもゴニョゴニョ、ですが、『久し振り』フィルターでそれすらご愛嬌的大甘採点とは我ながらこれいかに。

・毎回やる、アンコールでゾジーがメンバー一人ずつ呼び込んで話させる形式、あれやめちゃったの?不勉強なファンなのでどなたか教えて頂けるとありがたいです。

・咲人君がおなかをしまっている。改めて時の流れを感じる。

・来年は15周年なので『以前ライブをやった会場でまた実施したい』旨のくだりで私の脳裏によぎった2010年12月の10周年ファイナル・極寒の幕張メッセ(トラウマ)

・ゾジーの「小出しに出していく」はおかしい日本語だと。それは「危険が危ない」みたいなもんだと柩が指摘した後、ぞじが「初心の心」とポロってしまうも、もはや誰もつっこまずに進行。あれはあえてのスルーなの?

・久しぶりに聞く「カカカカカカ」(ぞじ)の「これこれ!これだよ!!」感

夢見る頃を過ぎても

ツアーがあれば、東京公演のうち少なくとも一本は金・土・日に設定してくれたり、*2なぜか実家(埼玉県某所)より徒歩数分の文化会館をツアーに組み入れてくれる*3ことの多いナイトメアは、足を運ぶ側としてもファンの立場を継続しやすいバンドである。ヴィジュアル系の定義やロックバンドの定義は往々にして火種となるのでここでは開き直って形容させてもらえば、メアについては「ヴィジュアル系ロックバンド」でおおむね差支えないと思う。

学生時代より、ほぼ半年に1回の安定したペースで観に行っている。ヴィジュアル系が好きな方にとっては、清々しいほどに分かりやすいLUNA SEAフォロワーバンド*4としてのイメージがいまだに根強いかもしれないが、年季が入ってきたメンバー間(そして、対ファン)のアットホームさを目の当たりにすると、近年はGLAYの正統後継者っぽい空気感なのかなこれは、思っている。

今年6月、「NIGHTMARE TOUR 2014 TO BE OR NOT TO BE:That is the Question.」の最終公演が東京国際フォーラムで行われた。例によってこの日も日曜日、もちろん私はチケットを所持していた。にもかかわらず、なんだかんだとバタバタしていたら会場まで行けずに終わってしまったというペケを残していたのである。この公演に行けなかったため、さらにさかのぼること半年、2013年12月の東京ドームシティホール「NIGHTMARE TOUR 2013 Dizzy is not Zozzy!」以来のナイトメアが昨日の中野であった。

今回のライブを観ながら、ひしひしと感したことが一点あったのだが、それは『一年ぶりだ』と、のうのうとやってきた私が抱いた「特に大きな変化はないけどやっぱりナイトメアは楽しかった」という単調な感想は、想像以上に大きな本人方のたゆまぬ努力のもとに成り立っているのではないか、ということである。

昨晩はライブを見ながら、ふとそのようなことを思った。

永遠のいぶし銀でも

メアの面々は全員が宮城県で生まれ育っている。*5同じ学校に通っていたわけでもなければ年齢とて不揃いな彼らは、音楽1点のみを共有し、東北の地で出会ったとのこと。

現在のメンバーになって以降、誰一人欠けることなく、活動を辞めることなく、良い時も悪い時もナイトメアを続けてきた。そして今も続けている。

メアがメジャーデビューした2003年に15歳(中学3年生)だった私が現在25歳なので、年齢的にはメイン客層というか、一緒に歳を取ってきた人が多い層なのかもしれない。*6

ナイトメアが好きな方と「メアが90年代にデビューしていたら、もっと売れていたよね。」なんて話をしたことがある。その時は私もそう思ってその話をしていたが、90年代にタイムスリップしたところで、メアは輝かしい功績を残していたかどうかなど分からない。

分からないんだけど、あんまりうまくその姿を思い描くことができない。

というのも、彼らは決して強運の持ち主ではないと思うからだ。

とても不器用で、どこかツメが甘くて、時折売れかけたりもするんだけど、そういう時に限ってうまくいかないことが起きたりして、結局元に戻って、再びメアらしいペースで駒を進めていたりしている。

以前、鬼龍院翔さん(ゴールデンボンバー)の商才について触れたことがある。

(前編)いつかブログをやることになったら絶対に書いてみたかった話をします - 私のことはどうでもいいので、私の好きなものの話をします

時代のうねり論に説得性を持たせるためにも、本来は細かく照合でもできればよいのですが、2010年頃、「ナイトメアからゴールデンボンバーへファンが流れたピーク」が確実に存在したと思っている。

ナイトメア(≒仙台貨物)は、V系界の「ここまでやってOKなの!?」に少なからず新しい風を吹き込んできた存在だと認識している。その一方で、彼らは決してヴィジュアル系から逸脱することなく、時には『変わっちゃったね』なんて言われながらも、周りのバンドを見回せば、メアなんて奇跡的に変わらなかった方ではなかろうか。昔も今もこれからも、ナイトメアの「あんな感じ」「こんな感じ」はギャーギャー騒ぐほど変わっていない(のではなかろうか)。

2010年のメアは、のちに発表されるレーベル移籍の契約関係もあり、10周年と謳いながらもなんだか燃焼しきれない活動展開を見せていた。

同時期に、グイグイと調子を上げていたのが、これもまた、V系界の「ここまでやってOKなの!?」に少なからず新しい風を吹き込んできた、ゴールデンボンバーである。

これは多分めぐりあわせとか、運とか、なんとも説明しづらいんだけども、かつてナイトメアや仙台貨物のライブが終わると会場外で自分たちのビラ配りをしていたゴールデンボンバーが、いつの間にかこの年、皮肉にも同ジャンルからごっそりとパイを獲得していった時代の潮流というか、切なさというか、そんなものが感覚的にとても強く印象に残っている。

頭の中で、ゴールデンボンバーが売れた下地のもとをたどれば、やっぱりどうやってもナイトメアが切り拓いた「V系界の『ここまでやってOKなの!?』革命」にあたってしまう。

語弊を恐れずに言えば、鬼龍院さんは「ナイトメアの姿で仙台貨物をやる」ことの衝撃度を、誰にでも分かりやすい形でパッケージ化して、商業に昇華できた人である。

金爆はメアのパクリではないし、メアが金爆に何かを譲ったわけでもない。

ただただ、時代の巡り合わせで、そんな時期があった。あった気がするだけです、きっと。

そして2011年3月11日。心機一転、avexへの移籍発表を兼ねた新木場でのライブは、日付をご覧いただければお察しの通り、東日本大震災によって中止を余儀なくされてしまった。

前述の通り、全員東北出身の彼らが感じたショックはこちらが分かったふりなどできないほど大きく、だけどその後の言葉や行動はとても正直で、見えるところで、見えないところで、地元への支援を今でも続けている。

社会人になって、チケットを持っていながらライブに行けなかったり、仕事が終わってギリギリ滑り込んでくるようになっても、いつ、どこで観るナイトメアも変わらないナイトメアであることが、実はめちゃくちゃすごいことなんだと、昨日のライブに足を運んで思った。

金にならなければ首を切られる厳しい世界にいながら、近年はもう音楽産業自体がお金にならなくなってきちゃって、そんな中にあっても、昨日だって安定して、平日の夜に2,200人が中野の席を埋めていた。

だれかが彼らを忘れても、彼らが日々誠実に、メアであることを続けてきた努力のたまものなんだな、と思う。

度々登場するものの、書きたいことがありすぎて記事にできないエレファントカシマシの存在が、私にとって「絶対的尊敬」であるならば、ゴールデンボンバーは「天才」であり、平野君は「未知との遭遇」。であるならばナイトメアは、たぶん「感謝と信頼」です。

しばらく前、1月に出ますと告知されていた新曲を、帰ってきてから予約した。

昨日は何度か、「来年は15周年だから」と話題に挙がったが、15周年であろうがなかろうが、ナイトメアがナイトメアを続けていられる道が続いて行けばよいな、と思う。

TOUR 2014 NAMELESS.

ゆくゆく咲人くんはリアルたかみーにでもなってくれ、もはや!

*1:いつも最新作ノーマーク状態でノコノコ会場へ足を運び、終演後に「やっぱ買っとくか~」で、結局集めてしまうのが、私のナイトメア鉄板パターンです。

*2:そういう気がするだけかもしれないけど、関東在住東京勤務勢的にはいつもありがたい限りです。

*3:歩いてライブに行ったり、チャリでライブに行ったり、物販だけ物色して一回帰ったりもできる近さのため、一度チャリでナイトメアを見に行った帰りに背後から知らないバンギャルちゃんに「チャリ!?」と叫ばれて恥ずかしかった思い出も。

*4:主に外面。演奏面については割愛させてほSEA…†

*5:RUKAさんはちょっとイレギュラーですが、ここではほぼほぼの話で

*6:私は途中参加なので、全てを知り尽くしてきた訳ではありませんが。